種別 委員会報告
主題 連続繊維補強コンクリート研究委員会報告
副題
筆頭著者 丸山久一(長岡技術科学大学)
連名者1 島弘(高知工科大学)
連名者2 福山洋(建設省建築研究所)
連名者3 下村匠(長岡技術科学大学)
連名者4
連名者5
キーワード
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年度 1998
要旨 本研究委員会は1995年に設置され、2年間の活動成果を委員会報告としてまとめ、その内容の概要を昨年(1997年)の年次大会で報告するとともに、同年7月25日には、委員会報告の内容について講習会を開催した。その詳細は各報告書にゆずるが、概要は以下のようである。1)建築および土木の両分野の現状を調査し、用語、試験方法、設計法等において統一的な案の作成を試みる(統一化WG:島主査)、2)補修・補強への適用の現状をまとめる(補修・補強WG:福山主査)、さらに3)連続繊維補強材の特性を活かした構造形式を考案する(未来WG:下村主査)。本研究委員会の活動を引き続き1年間延長した理由の一つには、昨年10月14日〜16日に札幌で、本協会(JCI)主催で開催された連続繊維補強コンクリートに関する国際シンポジウムがあげられる。この国際シンポジウムは、1993年から2年ごとに、バンクーバー(カナダ)、ゲント(ベルギー)と開催されてきたものである。このシンポジウムで、連続繊維補強コンクリートに関する世界の研究の現状が多数報告されることが明らかであったので、その内容をまとめて本委員会の調査研究報告書に取入れることが必須であるとの判断からであった。さらに、本研究委員会の当初の活動は、連続繊維補強材としては主として棒状のものを対象として調査研究を進めてきた。しかし、兵庫県南部地震(1995年1月)復旧において、連続繊維シート材がコンクリート構造物の補修・補強用として積極的に使用されてきている現状から、1年間の活動期間の延長により、試験方法や設計方法についても議論し、今後の方針を定めることが重要であるとの認識もあった。延長された1年間の活動内容は、主として連続繊維シートによる既存コンクリート構造物の補修・補強に関するもので、1)連続繊維シート材料の引張試験方法および付着試験方法の提案、2)連続繊維シート材の実態およびそれを用いた補強設計方法および施工実績に関する追加調査、3)連続繊維補強材を用いた構造物のライフサイクルを考慮した評価方法の開発である。活動内容をまとめた報告書は、前回からの追加分のみを記述することとし、応募論文とともに、5月21日に開催したシンポジウムで公表されている。以下に、この1年間の委員会活動の概要を報告する。
PDFファイル名 020-03-0001.pdf


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