種別 | 委員会報告 |
主題 | コンクリートの長期耐久性に関する研究委員会報告 |
副題 | |
筆頭著者 | 堺孝司(香川大学) |
連名者1 | 坂井悦郎(東京工業大学) |
連名者2 | 田村博(日本建築総合試験所) |
連名者3 | 古澤靖彦(鹿島設計) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 22 |
号 | 1 |
先頭ページ | 23 |
末尾ページ | 30 |
年度 | 2000 |
要旨 | はじめに 我が国におけるコンクリート利用の歴史も百年余を経過し、現在もっとも重要な土木・建築構造物材料として必要不可欠なものとなっている。コンクリートが今後も良質な社会ストックを構成する重要な材料であり続けるためにも、過去に蓄積してきた豊富な実績をベースとして、長期の耐久性や品質に対する真摯な研究・検討を続けることが重要である。 コンクリートの長期耐久性がどのような形で評価し得るのかを根源的に検討するためには、100年程度ではあるが、健全に使用されたコンクリート構造物からの情報が有用である。しかしながら、これらの評価においては、試験方法の統一や何を分析すれば良いかが明らかになっていないため、単なる試験のための試験に終わっている場合も見受けられる。評価方法を統一し、長期間供用された貴重なコンクリート構造物からの有効なデータを効率よく集積し、さらには促進試験や数値シミュレーションなどと関連させることにより、コンクリート構造物の耐久性設計に関連する重要な情報を得ることができる。また、これらコンクリート構造物に使用されたセメントの化学組成などの変遷との関連を明らかにすれば、長期耐久性の観点から、どのようなセメントが望ましいのかを明らかにすることも可能と思われる。 以上のことを背景に、1998年6月に(社)日本コンクリート工学協会の中に「コンクリートの長期耐久性に関する研究委員会」が設置され、2000年3月まで活動を実施した。本委員会では、次の観点から調査・研究を行うこととした。 (1)性能規定型設計への対応 (2)社会ストックの形態変化への対応 (3)材料変遷の整理と長期耐久性実現に寄与するセメント系材料の検討 |
PDFファイル名 | 022-03-0004.pdf |