種別 委員会報告
主題 コンクリートの破壊特性の試験方法に関する調査研究委員会報告
副題
筆頭著者 橘高義典(東京都立大学)
連名者1 内田裕市(岐阜大学)
連名者2 金子佳生(東北大学)
連名者3 閑田徹志(鹿島建設)
連名者4 福山洋(建築研究所)
連名者5 中村成春(宇都宮大学)
キーワード
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先頭ページ 19
末尾ページ 28
年度 2001
要旨 1.はじめに
近年、多くのコンクリート構造物でひび割れに伴う劣化・損傷が社会問題となり、ひび割れ対策への関心が高まっている。このような状況の中で、コンクリートのひび割れに起因する破壊現象をわかりやすく解釈し、合理的なモデル化ならびに定量評価を行うために「破壊力学」が有望視されている。コンクリートの破壊力学パラメータの一つに引張軟化特性があるが、その試験方法に関し標準化されたものはない。1998年に岐阜で開催された「FRAMCOS-3、コンクリートの軟化特性の定量評価に関する国際ワークショップでは、引張軟化特性の試験方法の必要性が確認され、RILEM内にも検討委員会が発足予定(2001年)となり、我が国においてもコンクリートの各種破壊特性の試験方法の確立が求められるようになってきた。本委員会は、これらを背景に、コンクリートの破壊特性の評価パラメーターとして注目されている引張軟化特性に関し、標準試験方法の必要性・有用性の検討、現状の評価方法の調査、繊維補強への適用、混合モードでの評価、共通試験・共通解析による問題点・妥当性の確認等を行い、これらを踏まえて破壊特性の標準試験方法を立案することを目的とした。具体的には以下の3つのWGにより検討を行った。
WG1「破壊エネルギー試験および引張軟化曲線推定法の検討」(主査:内田)
WG2「繊維補強コンクリートの引張軟化特性の評価および繊維補強RC部材の数値解析」(主査:橘高、SWG主査:閑田、福山)
WG3「混合モード試験方法および数値解析の検討」(主査:金子)
また、本委員会では、提案する試験方法や解析手法の有効性と問題点を明らかにするために、委員会の委員以外の方々にも広く参加を呼びかけ、共通試験および共通解析を実施した。
PDFファイル名 023-03-0003.pdf


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