種別 | 論文 |
主題 | γ-Ca2SiO4を用い低温水熱合成したケイ酸カルシウム水和物硬化体の炭酸化反応 |
副題 | |
筆頭著者 | 斎藤豪(東京工業大学) |
連名者1 | 坂井悦郎(東京工業大学) |
連名者2 | 盛岡実(電気化学工業) |
連名者3 | 大門正機(東京工業大学) |
連名者4 | |
連名者5〜 | |
キーワード | 低温水熱反応、γ-Ca2SiO4、低水粉体比、炭酸化抑制、結晶性水和物、高耐久性、寸法安定性、low-temperature autoclave curing、γ-Ca2SiO4、low water to powder ratio、carbonation inhibition、crystalline calcium silicate hydrates、long-term stability、dimensional stability |
巻 | 29 |
号 | 1 |
先頭ページ | 933 |
末尾ページ | 938 |
年度 | 2007vol.29 |
要旨 | γ-Ca2SiO4(γ-C2S)を混和し,有機繊維の利用が可能な150℃の水熱反応により合成したケイ酸カルシウム水和物の結晶性と炭酸化反応について検討を加えた。水粉体比を低下するとCO2吸収量は著しく低下し炭酸化は抑制されることを明らかにした。また,γ-C2Sの混和量を増加させるほどその傾向が著しくなり,出発原料としてOPC:γ-C2S:α-石英を質量比で1:4:5とした場合には炭酸化反応はほとんど進行しなかった。これは,γ-C2Sが促進炭酸化養生中に反応し,その際生成する炭酸カルシウムがカルサイトやアラゴナイトと比較して密度の小さなバテライトであることにより,硬化体表面を緻密にするため,その後の炭酸化反応が抑制されると推定した。 |
PDFファイル名 | 029-01-1148.pdf |