種別 論文
主題 流動化剤を用いた貧配合コンクリートのポンプ圧送性に関する研究
副題
筆頭著者 吉田弥智(名古屋工業大学)
連名者1 吉岡保彦(竹中技術研究所)
連名者2 嵩英雄(竹中技術研究所)
連名者3 鈴木志朗(竹中土木、技術本部)
連名者4  
連名者5  
キーワード
3
先頭ページ 53
末尾ページ 56
年度 1981
要旨 1.まえがき
 中小規模の重力式コンクリートダムの施工を従来のケーブルクレーンおよびバケットを用いた工法からコンクリートポンプ工法に変え、合理化を行なうことが計画されている1)。このようなダムコンクリートは大粒径骨材を用いた貧配合、低スランプコンクリートであり、ポンプ施工のための資料は極めて少ない現状にある。一方、流動化剤を使用し、品質の向上あるいは施工性の改善を計ることが建築構造物で広く行なわれ、ポンプ圧送性についてもデータが得られている2)。本研究は上記のダムコンクリートあるいは大型構造物の底版コンクリートのような大粒径骨材を用いた貧配合コンクリートに流動化剤を適用した場合のポンプ圧送性の改善効果、圧送前後の品質変化等を把握することを目的として行なったものである。
7.あとがき
 本実験により貧配合、大粒径骨材を用いたコンクリートに対してもポンプ圧送が可能であり、また流動化剤を用いることにより品質低下を生ずることなく圧送負荷を約20%低減できることが分った。スランプ5cm、骨材寸法80mmセメント量200kg/m3のダムコンクリートの圧送計画もあり2)、このような場合にも流動化剤の使用は有効であるものと考えられる。最後に本実験の遂行に終始協力して頂いた竹中土木、竹中工務店九州支店、西新再開発作業所、竹本油脂(株)、石川島播磨重工業(株)、福岡菱光コンクリート(株)の諸氏に感謝の意を表します。
PDFファイル名 003-01-0014.pdf


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