種別 論文
主題 軽量コンクリート用細骨材としてのALC破砕物の利用に関する研究
副題
筆頭著者 菊池雅史(明治大学)
連名者1 向井毅(明治大学)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
3
先頭ページ 85
末尾ページ 88
年度 1981
要旨 1.序
 本研究室では、数年来、軽量コンクリートのより一層の軽量化を図るため、ALCを破砕して得られた骨材を用いて、コンクリートおよび構造部材としての諸性状に関する研究を進めてきている。その結果、ALC破砕骨材を細骨材として用いた場合に、効果的な軽量化が可能であることが判明した。本報告は、主としてALC破砕物を細骨材として用いたコンクリートの基礎的性質およびその効果的な利用について検討した結果をまとめたものである。
5.むすび
 以上のことから、ALC破砕細骨材を用いたコンクリートの物性および効果的な利用法についてまとめると、大要以下のようである。(1)ALC破砕細骨材と市販人工軽量粗骨材を組合せたコンクリートは、気乾単容重1.3kg/l、28日圧縮強度25Dkg/cm2程度、ヤング係数1.10×10kg/cm2であった。また、全体的に軽量コンクリート2種の品質に類似している。(2)ALC破砕細骨材と試作人工軽量粗骨材を組合せたコンクリートは、軽量コンクリート2種に比べて物性全般にかなりの低下がみられたが、気乾単容重1.2kg/l、28日圧縮強度180kg/cm2であることから、構造用コンクリートとしての利用は十分可能である。また、蒸気養生好果もすぐれていることから、コンクリート製品へ利用することは有効な利用方法といえる。(3)ALC破砕物細骨材として利用することは、コンクリートの軽量化に直結し、かつ、骨材の物性に起因するコンクリートの品質低下も比較的小さいことから、極めて効果的な方法といえる。
PDFファイル名 003-01-0022.pdf


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