| 種別 | 論文 |
| 主題 | コンクリートの疲労寿命に及ぼす前繰返し応力の影響 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 松下博通（九州大学） |
| 連名者1 | 玉井裕行（九州大学） |
| 連名者2 | |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 3 |
| 号 | |
| 先頭ページ | 117 |
| 末尾ページ | 120 |
| 年度 | 1981 |
| 要旨 | 1.まえがき コンクリートが繰返し応力を受けると、その大きさが静的強度より小さいものであっても破壊に至ることがあり、これを疲労破壊と呼んでいる。コンクリートの疲労破壊に関する研究は、主として一定の大きさの繰返し応力による疲労破壊するまでの繰返し回数(疲労寿命)を求めることによって疲労強度を推定することが行なわれてきている。しかしながら、構造物コンクリートが受ける繰返し応力は、その大ささや周期が時間的に変化する変動応力であり、この変動繰返し応力を受ける場合の疲労寿命を、一定繰返し応力下の疲労寿命から推定する方法が必要となってくる。コンクリートが疲労破壊に至るまでの応力繰返しによる損傷の進行速度や破壊条件となる疲労破壊時の損傷度が明らかであれば、変動繰返し応力下の疲労寿命も理論的に推定することができるが、その損傷度の表現に何を考えればよいかも明らかでない現状では、変動繰返し応力下の疲労寿命の推定方法を明らかにするには実験によらねばならない。本研究は、変動繰返し応力のうち最も簡単を形である応力の大きさが一度だけ変化する二段階疲労試験を実施し、第一段階繰返し応力の大きさや繰返し回数が第二段階繰返し応力による疲労寿命にどのように影響するかを調べるとともに、繰返し応力による変形特性をエネルギー量から考察することにより、疲労損傷の進行速度について求め、このことから応力の変動方法により、前繰返し応力の影響が異なってくることを明らかにしようとするものである。 |
| PDFファイル名 | 003-01-0030.pdf |