種別 論文
主題 加振セメントペーストを用いたコンクリートの諸特性について
副題
筆頭著者 川崎健次(鴻池組技術研究所)
連名者1 川上正史(鴻池組技術研究所)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
3
先頭ページ 121
末尾ページ 124
年度 1981
要旨 1.まえがき
 混練りしたコンクリートに再振動を加えると強度が増大するという事実については既に報告されている1)が、予め振動を加えたセメントペーストを骨材と混合して得られたコンクリートの諸特性についての報告は見当らないように思われる。筆者らは以前より省資源、省エネルギーの観点から、配合諸元を変えずにコンクリートの強度増加を計る方法について研究を続けた結果、予め振動を加えたセメントペースト(以後、Vibrated Ce−ment Paste の頭文字をとってVCPと呼ぶ)を用いたコンクリート(以後、VCPコンクリートと呼ぶ)の圧縮強度を含めた諸特性が、通常の方法で混練りしたコンクリートのそれらに比較して極めて優れていることを発見した。本論文は、筆者らによって明らかにされたVCPコンクリートの諸特性についてのべ、その強度増大の機構をも推論しようとしたものである。
4.結論
 本実験から得られた結果を要約するとつぎのとおりである。(1)VCPは普通のセメントペーストに比較して粘度が高く、ブリージングが少なく、またVCPを使用したコンクリートは分離に対する抵抗性が非常に大きいことが分った。(2)VCPコンクリートの圧縮特性は普通のコンクリートに比較して極めて優れていると考えられる。(3)VCPコンクリートの強度増大の原因はモルタルマトリックスが強固になったためと考えられる。
PDFファイル名 003-01-0031.pdf


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