種別 | 論文 |
主題 | モルタル−粗骨材およびコンクリート−鋼材の界面特性 |
副題 | |
筆頭著者 | 岡島達雄(名古屋工業大学) |
連名者1 | 岡田謙二(河合松永建築事務所) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 3 |
号 | |
先頭ページ | 133 |
末尾ページ | 136 |
年度 | 1981 |
要旨 | 1.序 コンクリートは、モルタルと粗骨材で構成される混合複合材である。コンクリート構造物も、コンクリートと鋼材が一体となってつくられる複合材である。これらの複合材は、二つの構成材の特長を生かしながら、短所を相補し、一体となって外力に抵抗する。このような複合材の力学的挙動を知り、安全で経済的な設計をするにはそれぞれの構成材の特質を十分知ると同時に、構成材界面の性質をも理解しなけれはならない。これまで界面性状は、付着特性として捉えられ、主として引張付着強度およびせん断付着強度として把握されてきた。本研究では、モルタル−粗骨材およびコンクリート−鋼材の界面特性を、(1)界面に垂直に圧縮あるいは引張応力を受けた状態での界面に平行に作用するせん断応力の最大値と考え、種々の直応力下のせん断付着強度を実験的に求め、(2)付着が破壊された後の直圧縮応力下での摩擦抵抗力を実験的に求め、(3)最後に、これらを定式化し界面特性の総合的理解を深めんとしたものである。 6.結輪 限られた研究の範囲内ではあるが、モルタル−骨材界面、およびコンクリート−鋼材界面の付着、摩擦特性として以下のことが明らかになった。(1)界面の付着抵抗応力や摩擦抵抗応力は、その垂直圧縮応力が大きい程大であり、その関係は、直線的で、(3)式あるいは(2)式で表わせる。(2)内部摩擦係数は、滑り摩擦係数にほぼ等しい。(3)界面特性は、界面の付着強度や摩擦抵抗力の他に、界面近傍の材料の強度特性によって決定される。 |
PDFファイル名 | 003-01-0034.pdf |