種別 論文
主題 骨材の安定性に関する一実験
副題
筆頭著者 毛見虎雄(戸田建設技術開発センタ)
連名者1 中川宗夫(戸田建設技術開発センタ)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
3
先頭ページ 145
末尾ページ 148
年度 1981
要旨 1.はじめに
 蛇紋岩系砕石は、年間約300万t(53年度)生産されコンクリート骨材にも使用されている。中性子遮へい能など、その時異性に注目した研究例(1)もある。一方、蛇紋岩のなかには風化により著しい変質現象を示すものがあるとする報告(2)〜(4)もある。この種の蛇紋岩砕石のコンクリート中に於る挙動を知るために、特に類別した砕石(以下反応性骨材と呼ぶ)を用いて若干の実験と検討を試みた。
5.結論
 実験結果を総括すれば蛇紋岩系骨材を用いたコンクリートに於いてポップアウト現象が見られ、岩石的鉱物学的知見からは風化反応によるコーリンガイトなどの生成に原因することがほゞ明かにできたと考える。ポッピング圧力であるがHenrik(5)らの実験式からすると大略100kg/cm2前後のようである。表(5)は関連砕石の動態調査例である。蛇紋岩の組成によってはコンクリート等の損傷原因となることが考えられることから充分な配慮が必要であり、特に新しい骨材採用には慎重な事前調査と品質チェックが肝要であろう。
PDFファイル名 003-01-0037.pdf


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