種別 | 論文 |
主題 | コンクリートの薄片供試体による凍結融解試験 |
副題 | |
筆頭著者 | 石田宏(岩手大学) |
連名者1 | |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 3 |
号 | |
先頭ページ | 153 |
末尾ページ | 156 |
年度 | 1981 |
要旨 | 1.まえがき コンクリートの凍結融解作用による劣化の状態を早く知るために、在来から用いられている供試体(10×10×40cm程度のもの、以下に標準供試体とよぶことにする)よりも小断面の供試体、特に標準供試体を1.5cmから3cm程度の厚さに切断した薄片供試体を用いると有利であること、ならびにコンクリート内部の劣化機構の検討に有利であることは前回に報告した。また、水中における凍結融解においては淡水中よりは、海水中の場合に劣化が著しいが、海水中における劣化の急速な事実を利用し劣化機構の検討を行なうこと、ならびに、この試験方法についての問題点などを重量減少率によって検討することにした。 7.結論 以上の試験結果、さらに検討しなければならない問題点を結論として記述する。(1)古いセメントを使用した場合と新しいセメントを用いた場合、ならびに塩水中、淡水中、空気中など試験材料の変化、試験条件の変化により劣化の進行が異なることはよく知られているが、劣化するにしても劣化の性状が異なることがあきらかとなった(写真1〜4参照)。すなわち.劣化はモルタル部からの場合、モルタルと粗骨材との接触面からの場合、前記の両者の混合型、ならびにクラックの発生が多い場合などがあり、劣化機構の検討とともに今後に残された問題点であると考えられる。(2)塩水中ではW/C=40%以下の場合、ならびに淡水中ではW/C=60%以下の場合に劣化の進行がおそくなり耐久的となるようである。特に海水中の場合は良質の骨材を用いる必要がある。(3)塩水中における劣化はアイスクリーム状に凍結した場合のごとく未凍結水が存在する場合でも劣化は進行することから、みかけ上完全に凍結することが劣化の条件でないことがあきらかとなった。 |
PDFファイル名 | 003-01-0039.pdf |