種別 | 論文 |
主題 | 札幌市の気象条件をモデル化した気中凍結水中融解試験 |
副題 | |
筆頭著者 | 田畑雅幸(北海道大学) |
連名者1 | 洪悦郎(北海道大学) |
連名者2 | 鎌田英治(北海道大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 3 |
号 | |
先頭ページ | 157 |
末尾ページ | 160 |
年度 | 1981 |
要旨 | 1.はじめに 実際に使用されるコンクリートの耐凍害性を、その気象条件に対する耐用年数としてとらえることがコンクリートの凍結融解試験の究極の目的である。しかし、我国で一般に用いられているコンクリートの耐凍害性試験(ASTM C666による凍結融解試験)は、ある特定の凍結融解条件に対するコンクリートの耐凍害性を把握するもので、これにより、実際に使用されたコンクリートの耐用年数を見積ることは困難である。筆者らは、これまで、コンクリート中の水分凍結量は0℃以下で温度が低下するにしたがって増大し、その増大の程度はコンクリートによって異なること1)、また、この水分凍結量はコンクリートの耐凍害性と相関性をもつことを明らかにしてきた。本研究は、これらの結果を基礎としたもので、凍結融解試験の温度条件を札幌市の屋外に暴露したコンクリートの温度履歴をもとにモデル化し、この条件での凍結融解試験の結果をASTM法による結果、屋外暴露試験の結果と比較しようとするものである。比較の対象として重要な屋外暴露試験が、まだ1年経過した段階のため、コンクリートの耐用年数についての検討は困難であるが、気象モデルやASTM法による凍結融解試験、暴露試験に関してこれまで得られた傾向について報告する。 |
PDFファイル名 | 003-01-0040.pdf |