種別 | 論文 |
主題 | オートクレーブによるコンクリート中の鋼材の腐食促進試験 |
副題 | |
筆頭著者 | 武若耕司(東京大学大学院) |
連名者1 | 小林一輔(東京大学生産技術研究所) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 3 |
号 | |
先頭ページ | 161 |
末尾ページ | 164 |
年度 | 1981 |
要旨 | 1.まえがき コンクリート中の鋼材の腐食促進試験は、海砂中の塩分の許容値の決定や、防錆剤の効果判定などを目的とする実験研究を行なう場合に必要不可決の試験であるが、これまでの試験方法は、再現性や試験期間の面で問題が多く、より適切な試験方法が望まれていた。最近、著者らは高温高圧の飽和蒸気雰囲気下において、非常に短期間で腐食の促進が行なわれるオートクレーブ方法を提案した1)。この方法は腐食促進のほか、有害な塩分量の検出精度もすぐれており、一般的にコンクリート中の鋼材の腐食に及ぼす各種要因の影響の検討または、各種の防食方法の選定にも適用できる可能性がある。本文は、以上の点を明らかにすることを目的とした一連の実験的検討を行なった結果をとりまとめたものである。 5.まとめ コンクリート中の鋼材の腐食促進試験方法としてオートクレーブを用いた高温高圧養生方法の適用範囲について検討を行なった結果本方法が、コンクリート中の塩分が鋼材に及ぼす影響を相対的に評価するための手段として十分に使用できることが確められた。なお、本方法は現在コンクリート中の鋼材の腐食促進試験方法のJIS案の1つにあげられている。 |
PDFファイル名 | 003-01-0041.pdf |