種別 | 論文 |
主題 | 鉄筋コンクリートの電気防食設計に関する基礎的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 片脇清(建設省土木研究所) |
連名者1 | 守屋進(建設省土木研究所) |
連名者2 | 蒔田実(建設省土木研究所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 3 |
号 | |
先頭ページ | 173 |
末尾ページ | 176 |
年度 | 1981 |
要旨 | 1.まえがき 電気防食とは、鋼材の腐食が電気化学的な作用であることを利用して、鋼材の電位そのものを外部より制御し鋼材の電位そのものを腐食電位領域より非腐食電位領域へと遷移させるという本質的な防食手段である。既に、鋼製の海洋構造物においては、多くの実験を有する方法であるが、コンクリート中の鋼材(鉄筋)を対象として電気防食を適用しようとするのは、ごく最近になってからであり多くの研究機関で研究が活発に進められている。電気防食の利点のひとつは、とりわけて腐食性が厳しくて他の防食手段ではなかなか耐久性が保ちえない環境、たとえば海水中やたえず海水飛沫で濡れているような条件下で、すぐれた防食効果を発揮しうることである。しかし、防食するに必要な電位や電流密度、防食方式の種類、過防食の影響など防食設計上不明な点があることから、これらの問題点について基礎的な研究を行なった結果を今回報告するものである。 5.あとがき 鉄筋コンクリート構造物の電気防食設計には、コンクリート中であるが故の特別の設計方法と、装置や陽極素材等の開発、電位調整方法の改良を要するが、電気防食は新設時のみでなく構造物の補修にも利用できる技術であることから、現在実用化のための研究を進めている。 |
PDFファイル名 | 003-01-0044.pdf |