種別 論文
主題 鋼繊維補強コンクリート舗装版の温度応力の調査
副題
筆頭著者 荒牧英城(建設省中部地方建設局)
連名者1 国分修一(大林道路技術研究所)
連名者2 井上正寛(大林道路名古屋支店)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
3
先頭ページ 201
末尾ページ 204
年度 1981
要旨 1.はしがき
 鋼繊維補強コンクリート(以下SFRCと略す)の実用化のための研究は、昭和49年以来、我国でも活発に実施され、道路舗装の分野においても、歴青系舗装材料に多々見られている走行車輌によるわだち掘れ対策として、あるいは磨耗対策として、その適用が試みられている。しかし、試験施工は既に十数例を挙げることができるものの、舗装版の実際の動き、特に気温、天候に強く影響を受けて変化する版の動きを調査した例は極めて少ないのが現状である。この気温、天候などの変化によって生ずる応力は、交通荷重によって生ずる応力と同様に、舗装版を設計する際には非常に重要な要素となり、正確に見積もる必要がある。今回、名古屋地方において実際に施工されたSFRC版の気温などの変化による水平変位および垂直変位の変化を調査する機会を得た。本報告は、それらの調査結果に基づき、舗装版に生じたと思われる温度応力を推手したもので、普通コンクリート舗装およびSFRC舗装の比較を行なったものである。なお、今回調査した時期は冬期間の24時間である。
5.むすび
 以上の調査結果により、名古屋地方における冬期には、普通コンクリートおよびSFRCとも最大約12Kg/cm2程度の引張のそり拘束応力が生じていることが推定された。また摩擦応力も普通コンクリートで最大約1Kg/cm2、SFRCで約3Kg/cm2の日振幅が生じていることが推定された。今回報告した温度応力は、冬期の24時間に調査した結果であり、昼夜の温度差の激しい初夏や秋にはもっと大きな温度応力が生じるであろうと予想される。また、今回の調査結果から、その応力は輪荷重による応力よりも大きくなるであろうことも予想される。
PDFファイル名 003-01-0051.pdf


検索結果へ戻る】 【検索画面へ戻る