種別 論文
主題 ガラス繊維混入量と流動性に関する実験的研究
副題
筆頭著者 三瀬貞(大阪市立大学)
連名者1 真嶋光保(大阪市立大学)
連名者2 出口智一(大阪市立大学大学院)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
3
先頭ページ 217
末尾ページ 220
年度 1981
要旨 1.まえがき
 ガラス繊維補強コンクリート(以下GFRCと呼ぶ)や鋼繊維補強コンクリート(以下SFRC)など一般にコンクリート中に短繊維を混入する繊維補強コンクリートにおいては、短繊維混入による流動牲の低下が広く認められているところである。このため、繊維補強コンクリートの配合にあたつては単位水量や細骨材率を大きくするという手段を用いることになるが、GFRCをプレミックス法により用いる場合、この指針となるべきものが不足しているようである。そこで、本研究において、GFRCの各種要因を変化させた際の流動特性とガラス繊維混入量との関係を実験的に調べたので、ここにその結果を報告する。
4.まとめ
 以上、GFRCのガラス繊維混入による流動特性変化というものを4つのシリーズでとりあげたわけであるが、これらをまとめると次のようになる。(1)細骨材率のスランプ値とガラス繊維混入量との関係におよぼす影響は明確ではないが、V−B値は細骨材率が増加するにつれ減少する傾向がある。(2)水セメント比が増加するに従って、スランプ値は増大し、また、V−B値は減少する。この変化の割合はガラス繊維量により影響をうける。(3)単位セメント量の増加により、水セメント比が0.50から0.55に変化しても、スランプ値は大きくなる。(4)ガラス繊維長がスランプ値に与える影響の明確な傾向は存在しないが、V−B値でみるとガラス繊維長による影響は明らかである。
PDFファイル名 003-01-0055.pdf


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