種別 論文
主題 ポリメタクリル酸メチルコンクリートの力学的性状
副題
筆頭著者 大浜嘉彦(日本大学)
連名者1 出村克宣(日本大学)
連名者2 小林忠司(日本大学)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
3
先頭ページ 233
末尾ページ 236
年度 1981
要旨 1.はじめに
 現在、レジンコンクリートは、不飽和ポリエステル樹脂やエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を結合材として製造され、その実用化も進展している。しかしながら、最近、熱可塑性樹脂のモノマーであるメタクリル酸メチルやスチレンを結合材とするレジンコンクリートの研究が行われるようになった。そこで、本研究は、結合材に低粘度のメタクリル酸メチルを使用することによって、良好なワーカビリチーを有するポリメタクリル酸メチルコンクリート(PMMA−REC)及びその結合材の配合が、その力学的性状に及ぼす影響を検討し、このコンクリートの配合設計のための資料を得ようとするものである。
5.総括
(1)結合材量の多少にかかわらず、充てん材量の増加に伴い、PMMA−RECの圧縮強度及び弾性係数は増加するが、その反面、引張強度及び最大ひずみは減少するものの、性能と経済性のバランスを考慮すれば、本研究の範囲では、PMMA−RECの充てん材量及び結合材量は共に、10.00wt.%の場合が最適であると考えられる。(2)PMMA−RECにおける触媒量及び促進剤量は、その圧縮強度及び可使時間に大きな影響を与え、本研究の範囲では、表−3に示す配合のものが推奨される。(3)PMMA−RECへのシランカップリング剤の添加は、その圧縮強度の増進に効果的であり、その添加量は、1.0%〜1.5%が望ましい。
PDFファイル名 003-01-0059.pdf


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