種別 論文
主題 円筒重ね継手のグラウト材について
副題
筆頭著者 佐々木勝男(北海道工業大学)
連名者1 犬塚雅生(北海道工業大学)
連名者2 堀口敬(北海道工業大学)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
3
先頭ページ 269
末尾ページ 272
年度 1981
要旨 1.まえがき
 重ね継手の周囲を膨張性モルタルと鋼製円筒で拘束した円筒継手については1.モルタルを圧力養生する。2.三軸圧縮状態におけるせん断強度の増大等について資料を得てきた1)。本報告は、円筒重ね継手に用いた充てんモルタルについて、その作業性を評価する試みである。垂直方向の継手を対象とした場合は、モルタルの性質にによる充てん作業の難易はあまり考慮する必要がないが、この種の継手を横手方向に応用する場合は、迅速かつ確実な充てん作業が可能になるモルタルの性質が厳しく要求される。その点に関しては近年モルタルの作業性を改善する様々の混和剤が市販されている。従って、これらの混和剤と膨張材とを混入した充てんモルタルについてその作業性及び材料の力学的性質を激定し、それらの性質と円筒重ね継手の強度との関係について資料を得ようとしたものである。この目的のため実験を3シリーズに分けて行ない、(1)作業性に関する実験(コンシステンシー試験)(2)硬化した充てんモルタルの強度試験(ミハエリス曲げ試験及び圧縮試験)(3)円筒重ね継手の引張強度試験の順に記述する。
5.結論
 膨張材については曲げ強度、圧縮強度とも有意が出なかった。このことは無拘束状態での有害な影響はない。図−6に見るように、継手強度は混和剤の増加に従がい低下し、逆に作業性は向上する。継手強度を満足する範囲で、計量誤差を考慮すると目標にW/C=40%、混和剤=2.7%とすれば所望の作業性と継手強度を満足させることができる。
PDFファイル名 003-01-0068.pdf


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