種別 論文
主題 割り裂き付着耐力に及ぼす横補強筋の効果
副題
筆頭著者 藤井栄(京都大学)
連名者1 森田司郎(京都大学)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
3
先頭ページ 277
末尾ページ 280
年度 1981
要旨 1.まえがき
 異形鉄筋による付着破壊は、その付着抵抗がふしによる機械的なかみあいで発揮される為、通常のかぶり厚さでは必ず、鉄筋の大きな滑動を許す周囲のコンクリートの割り裂きを伴なう。この割り裂きによって付着効果か急激に劣化し、横補強筋のない場合は非常に脆性的な破壊をひきおこすことになる。この破壊を支配する要因は複雑で、解明が遅れているが、Ferguson、Jirsaをはじめ各研究者により徐々に問題点が明らかにされてきている。本研究は、その要因のひとつである、横補強筋と鉄筋配置の付着耐力に及ぼす影響について直接的な知見を得る為に行なったもので、計48体の供試体は実部材に近い鉄筋配置であり、その付着応力状態も柱・梁の鉄筋と類似する様に工夫してある。横補強筋は、その径、間隔、降伏点が異なり、かなり広範なデータが得られたので以下に報告し、その効果について検討する。
5.結論
○横補強筋は付着耐力の向上に寄与するが、付着破壊時に発揮される横補強筋の応力はせいぜい2500kgf/cm2程度であり、実際上、割り裂き付着強度は横補強筋の降伏点に依存しないと考えてよい。○割り裂き破壊モードによって横補強筋の拘束効果が異なり、付着耐力への寄与が異なる。○同一破壊モードでも断面内の主筋位置によって横補強効果は異なり、横補強筋の辺の途中に配置した鉄筋についてはその効果が低下する。
PDFファイル名 003-01-0070.pdf


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