種別 | 論文 |
主題 | PC板埋設型枠を用いた合成床スラブの長期載荷実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 小森清司(長崎大学) |
連名者1 | 原田哲夫(長崎大学) |
連名者2 | 永藤政敏(長崎大学) |
連名者3 | 村上義彦(富士PSコンクリート) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 3 |
号 | |
先頭ページ | 349 |
末尾ページ | 352 |
年度 | 1981 |
要旨 | 1.まえがき 本報は、プレストレスを導入したプレキャストコンクリート板(以下、PC板という)を、長大スパンの鉄筋コンクリート床スラブの埋設型枠として使用し、その上に現場打ちコンクリートを打設したPRC合成床スラブの長期載荷荷重による、たわみ及びひずみの経日変化等を把握する為に、4体の試験体に対して行なっている実験の概要と途中経過に関する報告である。 5.結び 本実験に供したPC板埋設型枠は、施工荷重に対してあまり余裕を持っていない。しかし、たとえ施工時にひびわれが発生しても、プレストレスが有効に働いているので、スラブ合成後の挙動には殆ど影響を及ぼしていない。II型は耐火性能を向上させる為に、コンクリートのかぶりを十分とった改良型であるが、長期載荷実験時の挙動に関しては、I型とほとんど異差がみられない。また、両者ともスラブ合成後の固有振動数は、21Hz前後あり十分実用に供しうる剛性は確保されている。コンクリート表面のひずみも殆ど圧縮域にある為、長期荷重下において、ひびわれ発生の危惧も少ない。しかも、たわみの増加率が小さい。近年、鉄筋コンクリート床スラブの過大たわみ及びひびわれが問題化されつつあるが、この点でPC板埋設型枠を使用した合成スラブは、過大たわみ及びひびわれ防止の一助になるものと思われる。 |
PDFファイル名 | 003-01-0088.pdf |