| 種別 | 論文 |
| 主題 | 高強度フープ筋を用いた横拘束コンクリートによる鉄筋コンクリート柱の曲げじん性改善に関する研究 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 六車熙（京都大学） |
| 連名者1 | 渡辺史夫（京都大学） |
| 連名者2 | 勝田庄二（大成建設設計部） |
| 連名者3 | 岩清水隆（京都大学） |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 3 |
| 号 | |
| 先頭ページ | 437 |
| 末尾ページ | 440 |
| 年度 | 1981 |
| 要旨 | §1.まえがき RCおよびPC構造物の耐震設計において、部材のじん性確保が重要な問題となる。その有力な方法の1つに横補強筋による曲げじん牲の改善がある。従来の研究から横補強筋の使用がRCおよびPC曲げ部材のじん性向上に有効であり、高強度筋を用いれば、一層の効果があることが明らかになっている。本研究では種々の大きさの軸力を受けるRC柱の曲げ試験を行ない、じん性の確保が困難とされているRC柱においても、高強度横補強筋を用いることにより、じん性の改善が大幅に可能であることを示したものである。 §5.結論 横補強筋によるコンクリートの横拘束により、軸力と曲げをうけるRC柱においても曲げじん性を大きく改善できることが本研究で明らかである。特に高強度横補強筋を密にまいた場合には、曲げじん性改善の効果は著しい。本来、RC柱における横補強筋はせん断補強を目的として設計されるものであるが、せん断補強筋としても部材の終局破壊に至るまで降伏をおこすことのない高強度補強筋の使用が望ましいことと相まって、曲げじん性改善にもこれが極めて有効であることは、今後のRC柱の補強のあり方に重大な示唆をあたえるものといえよう。 |
| PDFファイル名 | 003-01-0110.pdf |