種別 |
論文 |
主題 |
固体表面に吸着する液体特性に依存するセメント硬化体の体積変化 |
副題 |
|
筆頭著者 |
浅本晋吾(埼玉大学) |
連名者1 |
宮腰良太(埼玉大学) |
連名者2 |
辻貴大(埼玉大学) |
連名者3 |
松井久仁雄(旭化成建材) |
連名者4 |
|
連名者5〜 |
|
キーワード |
セメント硬化体、体積変化、浸漬熱、表面エネルギー、hardened cement paste、volumetric change、immersion heat、surface energy |
巻 |
32 |
号 |
1 |
先頭ページ |
593 |
末尾ページ |
598 |
年度 |
2010 |
要旨 |
表面に吸着した液体特性の観点からセメント硬化体の収縮機構の把握を目的に,水や有機溶媒を用いて体積変化を検討した。セメント硬化体への吸着力を表す浸漬熱は,水のみ著しく大きい結果となった。水は硬化体表面のOH基と水素結合するため親和性が高く,水和物に再度化学結合できるため吸着が強いと考察された。絶乾後吸着力の小さい水以外の液体を吸着させても,固体表面エネルギーの低減が小さいために収縮はさほど回復しないことが分かった。セメント硬化体を水中養生後有機溶媒に浸漬させると,微細空隙,結晶内の水分が溶媒によって抽出されることで表面エネルギーが増大し,大きな収縮が観察された。 |
PDFファイル名 |
032-01-1091.pdf |