種別 |
論文 |
主題 |
2011年東北地方太平洋沖地震で沈下と傾斜の被害を受けた学校建物の被害調査と被害要因に関する検討 |
副題 |
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筆頭著者 |
山添正稔(小堀鐸二研究所) |
連名者1 |
迫田丈志(東北大学) |
連名者2 |
三辻和弥(山形大学) |
連名者3 |
前田匡樹(東北大学) |
連名者4 |
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連名者5〜 |
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キーワード |
2011年東北地方太平洋沖地震、建物沈下、杭被害、非線形相互作用、地震応答解析、2011 Tohoku earthquake、Settlement of building、Pile damage、Nonlinear Interaction、Earthquake response analysis |
巻 |
34 |
号 |
2 |
先頭ページ |
1147 |
末尾ページ |
1152 |
年度 |
2012 |
要旨 |
2011年東北地方太平洋沖地震において,大崎市立A中学校では,杭基礎を有する校舎建物に最大80cm程度の沈下と最大1/25程度の傾斜の被害が生じた。杭頭部分の掘削調査によって,杭頭の回転と曲げ圧縮破壊による破損を確認し,杭の引抜調査によって,GL-3m程度の杭中間部の破損や曲げひび割れを確認した。建物-杭-地盤の非線形相互作用を考慮した地震応答解析では,杭の最大塑性率は終局点を超えたが,地盤変形のみの場合は杭の塑性率は最大1程度であった。このことから,杭頭付近の軟弱な腐植土層の影響で,建物からの慣性力の大部分が杭に伝達し,杭頭位置が曲げ圧縮破壊に至ったことが被害要因であると考えられる。 |
PDFファイル名 |
034-01-2192.pdf |