種別 | 論文 |
主題 | コンクリートの中性化に関する一考察 |
副題 | |
筆頭著者 | 依田彰彦(足利工業大学工学部) |
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キーワード | |
巻 | 4 |
号 | |
先頭ページ | 41 |
末尾ページ | 44 |
年度 | 1982 |
要旨 | 1.まえがき コンクリートの中性化速度は水セメント比、ポロシチー、施工程度、仕上げ材の有無及び種類、環境条件などによって異なる。本報では20年間及び10年間ならびに5年間、自然暴露した普通ポルトランドセメントを用いた普通コンクリートの中性化現象とポロシチーとの関係などについて究明したことがらを取り纏めたものである。 5.結論 20年間及び10年間ならびに5年間自然暴露した普通ポルトランドセメントを用いた普通コンクリートの中性化現象とポロシチーとの関係について究明した結果、次のような結論を得た。a.コンクリートは中性化すると75〜75000Åの全空げき量(T.P.V)が減じ、75〜420Å範囲程度のポアーが増える。すなわち、中性化するとポアーの径は漸次小さくなるといえよう。b.コンクリートの中性化速度は打込みの程度(ポロシチーの生成)によっても異なる。c.釧路、筑波、東京芝浦、四日市、指宿に自然暴露した同一仕様のコンクリートの中性化現象とポロシチーには大きな差異が認められなかった。また、同一地域における屋内・屋外のポロシチーは後者の方が小さい。なお、セメント及びコンクリートの種類などによっては中性化に伴うポロシチーの生成が異なると思われる。 |
PDFファイル名 | 004-01-0011.pdf |