種別 論文
主題 高強度コンクリート用混和材料に関する研究
副題
筆頭著者 重倉祐光(東京理科大学理工学部)
連名者1 高橋和雄(東京理科大学理工学部)
連名者2 棚野博之(東京理科大学大学院)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
4
先頭ページ 109
末尾ページ 112
年度 1982
要旨 1.まえがき
 近年、建築物の多様化に伴い構造に対する要求は高性能化し、高強度コンクリートの必要性が高まっている。コンクリートを高強度化すれば、部材断面が減少して経済的になるばかりでなく、コンクリート部材のプレキャスト化が容易になり、品質管理、耐震、耐久性の面でもメリットが得られる。コンクリートの高強度化するための方法は幾多もあるが、本研究では石膏とセメントの水和生成物の膨張による収縮低減作用や初期強度増進作用に着目し、硬石膏を高強度用混和材(以後混和材と略)として用い、加えて高性能減水剤の高い減水能力と促進養生を併用する事によって高強度コンクリートを得る事を目的とした。又、現状の高強度コンクリートを得る為の方法はオートクレーブ養生を用いるのが一般的であるが、多額の設備投資やエネルギーコストを必要とする事から本研究では促進養生としては蒸気養生に止める事の可能性も検討した。
6.まとめ
 高強度コンクリートをオートクレーブ養生を用いないで製造する場合の最適条件を表−4に示した。混和材と高性能減水剤を併用した場合の蒸気養生条件は、プレーンコンクリートの場合と多少異なる部分があり注意を要する。圧縮強度以外の強度は圧縮強度程増加しない。しかしオートクレーブ養生を用いないで1000kg/cm2の圧縮強度を得られ、ホットミキシング向きである事からこれからのPC部材への利用価値は大きいと考える。
PDFファイル名 004-01-0028.pdf


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