種別 | 論文 |
主題 | 繊維補強コンクリートの耐衝撃性に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 伊藤利治(東京大学生産技術研究所) |
連名者1 | 小林一輔(東京大学生産技術研究所) |
連名者2 | 今泉和郎(三井石油化学工業商品研究部) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 4 |
号 | |
先頭ページ | 149 |
末尾ページ | 152 |
年度 | 1982 |
要旨 | 1.はしがき 繊維補強コンクリートは、曲げ強度やタフネスをどの諸特性がすぐれていることが明らかにされている。しかし、疲労、耐衝撃性など動的挙動に関する研究結果は比載的少ない。本研究は、鋼繊維補強コンクリート、ポリエチレン繊維補強コンクリートならびに鋼繊維とポリエチレン繊維による混成補強コンクリートについて、重錘落下曲げ衝撃試験を行い、耐衝撃性に及ぼす繊維の種類、繊維混入率および養生条件の影響について実験的検討を行ったものてある。 4.結論 繊維補強コンクリートの衝撃試験を実施した。主な結果を要約すると以下のようになる。1)繊維補強コンクリートの破壊性状は、衝撃速度(1.4〜6.9m/sec)が大きくなる程、曲げ破壊からせん断破壊に移行する。2)繊維混入率の影響は、一回落下試験の降伏荷重およびくり返し試験のくり返し数のいずれの場合にも認められ、混入率の増加とともにその値は増大する。3)繊維の種類が一回落下およびくり返し載荷試験におよぼす影響は、混入率の増加とともに顕著に認められ、繊維の形状、引張強度、ヤング率などに起因するものと考える。4)供試体の乾湿の状態の影響は、湿潤状態に比べ乾燥されたコンクリートの方が耐衝撃性は大きい。 |
PDFファイル名 | 004-01-0038.pdf |