種別 | 論文 |
主題 | 鋼繊維補強ポリマーセメントコンクリートの曲げ性状 |
副題 | |
筆頭著者 | 大浜嘉彦(日本大学工学部) |
連名者1 | 管貞弘(日本大学工学部) |
連名者2 | 宮良政克(日本大学工学部) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 4 |
号 | |
先頭ページ | 161 |
末尾ページ | 164 |
年度 | 1982 |
要旨 | 1.はじめに 従来の鋼繊維補強コンクリートに、セメント混和用ポリマーディスパージョンを混入することにより、セメントマトリックスの強度増進が図られるだけでなく、鋼繊維系複合体にとっては重要な性状である鋼繊維とマトリックスの付着特性が向上することも期待される。本研究は、鋼繊維混入率及びポリマーセメント比を変化させた一連の調合の鋼繊維補強ポリマーセメントコンクリートについて曲げ強度試験を行い、その曲げ性状について検討するものである。 5.総括 (1)鋼繊維混入率及びポリマーセメント比の増加に伴い、鋼繊維補強ポリマーセメントコンクリートの曲げ強度は、著しく向上し、これらの要因をパラメーターとした曲げ強度算定式は次のごとく提案できる。σf=Aσpo(1−P/C)(1−Vf)+B(P/C)σf=aσpo(1−P/C)(1−Vf)+bVf σf=α(σpofo+βVf)(1−P/C)(1−Vf)−λ(W/C)ここに、σf=鋼繊維補強ポリマーセメントコンクリートの曲げ強度、σpo:ポリマー未混入鋼繊維補強コンクリートの曲げ強度、σpofo:ポリマー未混入・鋼繊維未補強セメントコンクリートの曲げ強度、P/C:ポリマーセメント比、Vf:鋼繊維の容積分率、W/C:水セメント比、A、B、a、b.α、β、λ:実験定数 (2)鋼繊維混入率及びポリマーセメント比の増加に伴い、鋼繊維補強ポリマーセメントコンクリートの伸び能力は向上すると同時に、そのタフネスも飛躍的に改善され、特に、鋼繊維混入率の増加に伴い、その傾向が著しい。(3)鋼繊維混入率及びポリマーセメント比の増加に伴い、鋼繊維補強ポリマーセメントコンクリートの引張縁の長大ひすみは増大する傾向にある。特に、鋼繊維混入率の増加に伴い、その傾向は顕著である。 |
PDFファイル名 | 004-01-0041.pdf |