種別 | 論文 |
主題 | 鋼繊維補強ポリマーセメントコンクリートの乾燥収縮 |
副題 | |
筆頭著者 | 大浜嘉彦(日本大学工学部) |
連名者1 | 宮良政克(日本大学工学部) |
連名者2 | 管貞弘(日本大学工学部) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 4 |
号 | |
先頭ページ | 165 |
末尾ページ | 168 |
年度 | 1982 |
要旨 | 1.はじめに 鋼繊維補強コンクリートは、引張強度、耐衝撃性、耐摩耗性、ひびわれに対する抵抗牲などが優れているため、道路舗装、構床版、トンネルのライニングなど、既に、土木分野においては数多くの施工実績がある。しかしながら、セメントコンクリートヘの鋼繊維の混入は、その作業性を低下させるため、建築分野への適用例は少ないのが現状である。一方、従来の鋼繊維補強コンクリートにセメント混和用ポリマーディスパージョンを混入した鋼繊維補強ポリマーセメントコンクリートは、作業性が良好で、防水性に優れるため、最近、防水屋根スラブなどへの利用に対する関心が高まっている。本研究は、一定スランプの鋼繊維補強ポリマーセメントコンクリートの乾燥収縮試験を行い、鋼繊維混入率及びポリマーセメント比が、その乾燥収縮に及ばす影響について検討を行ったものである。 5.総括 (1)鋼繊維混入率及びポリマーセメント比の増加に伴い、鋼繊維補強ポリマーセメントコンクリートの乾操収縮は著しく減少する傾向にあり、その乾燥収縮低減効果は、鋼繊維混入率1.0vol%、ポリマーセメント比5%以上で顕著となる。(2)鋼繊維補強ポリマーセメントコンクリートの乾燥収縮は、鋼繊維混入率、ポリマーセメント比、水セメント比などに大きく支配されることから、本研究の範囲では、先に示した(1)から(4)の一般式で、乾燥収縮算定式を導くことができる。又、これらの算定式を適用すれば、その乾燥収縮を容易に算定することができる。 |
PDFファイル名 | 004-01-0042.pdf |