種別 | 論文 |
主題 | 二軸応力下のコンクリートの構成方程式 |
副題 | |
筆頭著者 | 前川宏一(東京大学大学院) |
連名者1 | 上迫田和人(東京大学工学部) |
連名者2 | 岡村甫(東京大学工学部) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 4 |
号 | |
先頭ページ | 185 |
末尾ページ | 188 |
年度 | 1982 |
要旨 | 1.まえがき 二次元RC部材の内部応力状態は大部分が圧縮引張力応力下にあり、部材の最終耐力も高圧縮引張力応力下のコンクリート要素の破壊に依存する場合が多い(1)。しかし従来の多軸応力下のコンクリートの挙動についての研究は、二軸三軸圧縮応力下に主眼が置かれているものが多く、引張り応力存在下のコンクリートの変形挙動についての基礎データの蓄積は十分とはいえず、よって有限要素法等による多次元解析の精度もまた十分とは言い難い。本研究では特に高圧縮引張り応力下のコンクリートの挙動に注目し、実験を行い二軸応力下の構成方程式の確立を目標としたものである。 10.あとがき コンクリートの二軸応力下の挙動を等価応力、等価歪の概念を導入し、内部構造の塑性・破壊を表わす非可逆状態量KEplをもとに簡単なモデルに表現できることがわかった。本定式化は塑性理論の加工硬化則に対応するものである。なお完全な構成方程式の組立てには、塑性理論の流れ則に対応する応力歪ベクトルの関係式が必要である。単調載荷時における全歪表示の応力歪テンソルの対応理論については報告が行われているが(1)(3)、履歴を含めた拡張は別報にて報告を行う予定である。なお本研究は文部省科学研究費補助金(課題番号56460123)により行われた。また実験にあたり、東京大学榎本松司氏の多大な御援助を賜わった。ここに深謝致します。 |
PDFファイル名 | 004-01-0047.pdf |