種別 | 論文 |
主題 | 拘束状態下の乾燥収縮に対する鉄筋の影響 |
副題 | |
筆頭著者 | 徳光善治(九州大学工学部) |
連名者1 | 牧角龍憲(九州大学工学部) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 4 |
号 | |
先頭ページ | 209 |
末尾ページ | 212 |
年度 | 1982 |
要旨 | 1.まえがき コンクリートの乾燥収縮によるひびわれを鉄筋で制御する場合、ひびわれを分散してひびわれ幅を小さくすることを目的として、必要鉄筋量の種々の算定式が示されている。しかしながら、それらの算定式は、主に完全拘束状態下で算定され、従来の用心鉄筋比に比較してかなり大きな鉄筋比を必要とするため、とくに断面が大きい場合やコンクリート強度が高い場合、実際に用いにくいことが多い。そこで本研究は、収縮目地間や底部などの一部が拘束された構造物など完全拘束でない部材に関する算定方法をとらえる基礎として、コンクリートの乾操収縮拘束下の埋設鉄筋のひずみを測定し、完全拘束でない場合の鉄筋応力について実験的に検討したものである。 4.結論 1)収縮制御鉄筋として主に用いられるD10は、コンクリートの収縮ひずみにかなり大きな値まで追随する。2)完全拘束でない拘束下では、鉄筋はコンクリートと一体となって収縮するため、拘束程度により鉄筋ひずみが異なると考えられ、最大ひびわれ幅も完全拘束状態と異なる状態として算定する必要がある。3)鉄筋を対称に配置する場合、かぶり2cmと4.5cmでは、コンクリートの乾燥収縮に及ぼす鉄筋の影響に差異はみられない。 |
PDFファイル名 | 004-01-0053.pdf |