種別 | 論文 |
主題 | 鉄筋コンクリート版の押抜き剪断試験 |
副題 | |
筆頭著者 | 時田秀往(清水建設土木部) |
連名者1 | 北見幸信(佐藤工業土木部) |
連名者2 | 山崎淳(東京都立大学工学部) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 4 |
号 | |
先頭ページ | 249 |
末尾ページ | 252 |
年度 | 1982 |
要旨 | 1.はじめに フラットスラブと他の構造部材が、剛結されている部分において、接合部から版に、剪断力とモーメントが、作用すると、接合部近傍の版の垂直断面の応力状態は、曲げモーメント、面外剪断力、及びねじりモーメントが、複合されたものとなる。しかしながら、このような鉄筋コンクリート版に、押抜き剪断力とモーメントが、作用する場合の強度特性を明らかにする為の基礎的知識は、必ずしも明白になっていない。そこで、今回、部分的接合部を持つ特殊な鉄筋コンクリート版を作り、その着目点での強度特性を調べ、さらに、その部分的接合部が複合された場合の強度発現を調べる為の実験を行った。 4.結論 鉄筋コンクリート版の押抜き剪断及びねじりの強度特性を調べる実験を行い、その結果より以下のことがわかった。1)部分的接合部が複合された場合の耐力発現は、部分的接合部の耐力の単純な加算として計算することはできず、また、載荷方法の違い、並びに開口部の大きさの違いによる差が見られた。2)ねじりを受ける部分的接合部の耐力は、それと等断面を持つ梁のねじり耐力よりも、大きな値となる。3)曲げ剪断を受ける断面の破壊時剪断力、並びにねじりを受ける部分の破壊時ねじりと開口部の関係は、それぞれの実測値と計算値との比率の大小で見ると、両者とも、開口部が小さい方が、大きいことがわかった。4)接合部近傍の耐力は、コンクリート強度にかなり依存することがわかった。 |
PDFファイル名 | 004-01-0063.pdf |