種別 | 論文 |
主題 | 鉄筋コンクリート造建物の耐震補強効果に関する実験研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 清水泰(東京都立大学工学部) |
連名者1 | 東洋一(東京都立大学工学部) |
連名者2 | 遠藤利根穂(東京都立大学工学部) |
連名者3 | 日向俊二(東京都立大学大学院) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 4 |
号 | |
先頭ページ | 385 |
末尾ページ | 388 |
年度 | 1982 |
要旨 | 1.序 耐震性能上に問題点を有する既存の鉄筋コンクリート造中低層建築構造物に対して耐震補強を施こす場合、補強後の建物の耐震性能を正確に判定する事が重要である。しかしながら、補強を施した骨組の履歴特性は複雑でこれを推定する際に必要となる資料、特に、補強部材と既存骨組との応力伝達機構や補強箇所周辺部材の境界効果等に関する資料の不足が目立つのが現状である。耐震補強方法に関連して補強骨組の境界梁の効果や連層増設壁の挙動等を検討した実験例はほとんど見受けられず、連層有壁骨組の実験研究としても・広沢博士〔1〕によるものや山口博士等〔2〕によるものがわずかに見られる程度である。筆者等はここ数年来、既存鉄筋コンクリート造中低層建築構造物の耐震補強方法に関して一連の実験研究〔3、4、5〕を行なって来たが、今回これらの実験の一環として以上の事項を考慮して境界梁を含む連層補強骨組の実験を行なった。本論文はその実験結果の報告を行なうものである。 6.まとめ 鉄筋コンクリート造建築構造物の耐震補強方法に関して4体の三層二スパン補強骨組試験体を作製し、実験を行なった結果、境界ばりがそれに接続している壁板の浮上りを大きく拘束し、壁板の曲げ耐力を上昇ざせる事が確認された。尚、この事は後打ち補強壁に関しても同様であるが、今回の実験では多少一体打ち壁に比べて影響が少ない結果となった。 |
PDFファイル名 | 004-01-0097.pdf |