| 種別 | 論文 |
| 主題 | 連層耐震壁の水平耐力に関する実験資料の解析 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 富井政英（九州大学工学部） |
| 連名者1 | 江崎文也（九州大学工学部） |
| 連名者2 | 上原修一（九州大学大学院） |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 4 |
| 号 | |
| 先頭ページ | 401 |
| 末尾ページ | 404 |
| 年度 | 1982 |
| 要旨 | 1.序 無開口単独耐震壁の水平耐力に関し、せん断破壊する場合の耐力は富井・江崎の提案式、曲げ破壊する場合の耐力は広沢の提案式により精度よく算定できることが明らかにされている1)〜5)。一方、連層耐震壁の実験は、近年特に活発に行なわれており、試験体累計で100体以上にものぼっている。そこで、本論では、これらの実験資料を用いて、連層耐震壁の水平耐力を先の提案式により精度よく算定できるかどうかを検討した。 6.結論 各層に加力した連層耐震壁のスリップ破壊耐力は、せん断力の大半が分布荷重として加わり、壁板のせん断応力度がならされるため、加力点近傍で壁板のせん断応力度の集中を生ずるような単独耐震壁の実験結果より求めたスリップ破壊耐力算定値を上まわる傾向にあることが明らかとなった。このことは、建物中の耐震壁に加わるせん断力がほとんど分布荷重となる実情を考慮すると、スリップ破壊耐力算定式は、連層耐震壁のスリップ耐力を安全側に評価していることになるが、破壊形式の判別にあたっては注意する必要がある。 |
| PDFファイル名 | 004-01-0101.pdf |