種別 論文
主題 2軸偏心載荷を受ける鉄筋コンクリート柱の弾塑性挙動
副題
筆頭著者 岩井哲(大阪工業大学短期大学部)
連名者1 若林實(京都大学防災研究所)
連名者2  
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
4
先頭ページ 457
末尾ページ 460
年度 1982
要旨 1.緒言
 鉄筋コンクリート柱の2軸曲げに関する研究は最近増えてきているが、柱部材が2軸曲げを受けた場合の耐力・変形挙動などについての実験的な資料はまだあまり多くはない。特に、断面の平面保持が成立しているか、終局強さを算定する際の最大圧縮歪をどの程度にとればよいかなど、不明な点も多い。本研究は、材長が断面せいの5倍の短柱7体について2軸偏心圧縮の単調載荷実験を行い1)、部材の耐力及び軸方向変形挙動を調べ、合せて解析的な検討を加えたものである。
4.結論
 材長が断面せいの5倍の鉄筋コンクリート柱について2軸偏心圧縮載荷実験を行った結果、次のことが明らかにされた。(1)最大耐力点に至るまでの歪分布状況から、平面保持が成立していることが実験的に確認された。また平面保持を仮定した解析によって耐力及び歪分布状況を追跡することが可能である。(2)偏心比e/Dが0.2程度以下で全断面が圧縮域にあるような載荷の場合には、コンクリートが圧壊し始めるのとほぼ同時に最大耐力に到達することになり、最大耐力時の最大圧縮歪は5×10−3程度の値を示した。
PDFファイル名 004-01-0115.pdf


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