種別 | 論文 |
主題 | 建設後約80年経過した壁状構造物の状況調査 |
副題 | |
筆頭著者 | 時政右京(トクヤマ) |
連名者1 | 新見龍男(トクヤマ) |
連名者2 | 加藤弘義(トクヤマ) |
連名者3 | 温品達也(徳山工業高等専門学校) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | concrete structure、deterioration、investigation、long-term material age、コンクリート構造物、劣化、調査、長期材齢 |
巻 | 44 |
号 | 2 |
先頭ページ | 991 |
末尾ページ | 996 |
年度 | 2022 |
要旨 | 建設後約80年経過した壁状のコンクリート構造物について,コアを採取し強度試験をはじめとした種々の調査を行った。構造物は数か所で鉄筋の腐食によるかぶりコンクリートの剥落が発生していた。試験の結果,中性化は長期の供用期間にも関わらずあまり進行していなかったのに対し,塩化物イオン濃度は鉄筋位置において鋼材腐食発生限界塩化物イオン濃度を超えていたと考えられる。以上のことからこの構造物の直接的な劣化原因は塩害であることを確認した。また,健全部と劣化部の比較から,十分なかぶり厚の確保と豆板の発生を防ぐことで約80年経過後も健全な状態を維持できる可能性があることを確認した。 |
PDFファイル名 | 044-01-2166.pdf |