種別 | 論文 |
主題 | コンクリート構成物へのイオン吸着とイオン浸透の関係 |
副題 | |
筆頭著者 | 山田一夫(国立環境研究所福島地域協働研究拠点) |
連名者1 | 檜森恵大(北海道大学) |
連名者2 | 富田さゆり(太平洋コンサルタント) |
連名者3 | 市川恒樹(北海道大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | 吸着、イオン交換、拡散、Cl、アルカリ金属、adsorption、ion exchange、diffusion、alkali mental |
巻 | 45 |
号 | 1 |
先頭ページ | 484 |
末尾ページ | 489 |
年度 | 2023 |
要旨 | コンクリートへのイオン浸透に及ぼす,イオン吸着の影響を種々のデータから検討した。広く,セメント由来のCaアルミネート系層状水和物によるCl固定は,コンクリートへのCl浸透を遅延すると見做されてきた。しかし,このCl固定は固液間の置換が素早く起きているイオン交換であり,浸透には影響しないことが理論的に予測されており,Cl濃度を変化させた浸透実験でもその正しさが示された。アルカリ金属イオンは炭酸化セメントペーストにイオン吸着するが,この吸着もまたイオン浸透には影響しない。一方、Cs+イオンの浸透では,Csが骨材に不可逆的に吸着されることから,著しい浸透遅延が起きることが分かった。 |
PDFファイル名 | 045-01-1080.pdf |