種別 | 論文 |
主題 | 富岡製糸場内の鉄筋コンクリート造煙突の劣化調査 |
副題 | |
筆頭著者 | 井野黎來(東京理科大学) |
連名者1 | 今本啓一(東京理科大学) |
連名者2 | 木野瀬透(日本建築総合試験所) |
連名者3 | 江尻憲泰(日本女子大学) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | 鉄筋コンクリート、煙突、調査、二水石膏、硫酸、硫酸塩 |
巻 | 46 |
号 | 2 |
先頭ページ | 955 |
末尾ページ | 960 |
年度 | 2024 |
要旨 | 建設後80年以上経過した鉄筋コンクリート造煙突について,目視調査や,富岡市教育委員会許可により,採取したコアを用いたEPMAおよびXRDによる成分分析を行った。目視調査の結果,煙突上部の内側表面ではコンクリートの剥落や鉄筋の腐食,下部の外側表面では鉄筋の腐食によるひび割れ,表層にはスケーリングが確認された。成分分析の結果,排煙に含まれる硫黄成分がコンクリート内部に浸透し,内側表面では二水石膏の生成が認められた。したがって,煙突表面におけるスケーリングは,硫酸および硫酸塩の作用により生成した二水石膏の脆弱層が剥落したものと考えられる。 |
PDFファイル名 | 046-01-2160.pdf |