種別 | 論文 |
主題 | GRCの引張試験における載荷方法と試験対寸法 |
副題 | |
筆頭著者 | 平井孝之(大分大学工学部) |
連名者1 | 友沢史紀(建設省建築研究所第2研究部) |
連名者2 | 秋浜繁幸(鹿島建設技術研究所建築部) |
連名者3 | 石井義郎(日本板硝子GRC部) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 5 |
号 | |
先頭ページ | 25 |
末尾ページ | 28 |
年度 | 1983 |
要旨 | はじめに GRCは耐アルカリガラス繊維とセメントまたはセメントモルタルから成る新しい複合材料であり、耐アルカリガラス繊維でセメントマトリックスを効率良く補強することにより、従来のセメント系材料にないすぐれた性質を有している。GRC製品は建築士木の分野で発展が期待されており、高強度でかつ不燃性であることから、内外装材料としてすでに実用化されている。GRC製品を利用するにおいて、設計資料の提供と品質管理を行う必要があり、このため、GRCの諸物性を調べるための標準的な試験方法の作成が望まれている。 ここでは、GRCの引張試験をとりあげ、標準的な試験方法として採用するための載荷方法と試験体寸法について研究を行う。 むすび GRCの引張試験において、測定の対象となる試験体中央部分で試験体を破断させるには、従来の試験方法のように巾に対するスパンの比が小さい試験体ではなく、巾に対してスパンの大きい試験体を用いることが必要である。標準試験体は長さ38cm 巾4cm 厚さ1cmの一様断面で、両端において各々長さ5cmを荷重伝達部分とすることが適切である。載荷方法は鋼板接着法とアルミ板接着法が標準的と考えられ、合板接着法は補助的な方法として使える。荷重伝達部分の影響による応力分布の乱れは、試験体の巾以上荷重伝達部分から離れるときわめて小さくなる。 |
PDFファイル名 | 005-01-0007.pdf |