種別 | 論文 |
主題 | 高炉スラグを混和材として用いたコンクリートの性質 |
副題 | |
筆頭著者 | 依田彰彦(足利工業大学工学部) |
連名者1 | 横室隆(足利工業大学工学部) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 5 |
号 | |
先頭ページ | 33 |
末尾ページ | 36 |
年度 | 1983 |
要旨 | まえがき 本報は、既にコンクリート用混和材料としても有用と認められている急冷、徐冷の高炉スラグ粉末の使用範囲を明確にすることを目的として、スランプ18cmを主対象とした、いわゆる建築分野のコンクリートの諸性質について総合的に実験研究して得られた結果を取り纏めたものである。 結論 急冷した高炉スラグ粉末(1)及び(2)をコンクリート用混和材として、普通ボルトランドセメント重量に対して内割で、5、10、30、50、(60)、70、90%ならびに徐冷した高炉スラグ粉末(3)を5、10%添加した主として建築分野のコンクリートの諸性質について総合的に実験研究した。その結果、高炉スラグ粉末の種類による差違は小さく添加量によって性質は異なるので、それらの性質に応じた用途に適した使い方をすれば、高炉スラグ粉末はコンクリート用混和材として広範囲に使用できることを確認した。例えば添加量0〜50%程度までは、ワーカビリチーの改良を、はじめとして性質が大きくかわらないので、ごく一般のコンクリートに適し、60%程度以上はマスコンクリートなどに適する。ただし、混和材料に共通していえることであるが、より均質なコンクリートを得るためには高炉スラグ粉末量・練りまぜに対して十分な管理を必要とする。 |
PDFファイル名 | 005-01-0009.pdf |