種別 | 論文 |
主題 | 鉄筋の通電加熱によるかぶりコンクリートのはくり解体実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 笠井芳夫(日本大学生産工学部) |
連名者1 | 秋山信義(前田建設工業原子力部) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 5 |
号 | |
先頭ページ | 97 |
末尾ページ | 100 |
年度 | 1983 |
要旨 | はじめに 鉄筋コンクリート構造物の鉄筋に通電し、抵抗損による発熱と熱膨張により周辺コンクリートの付着カを消滅させ.更にコンクリートにひびわれを発生させることにより、RC構造物の表層剥離解体作業を著しく容易にすることが可能である。笠井は以前にこのテーマに関する実験、研究を行った。今回は原子力関連施設・遮蔽コンクリート解体に当り汚染、放射化部分の表層剥離を想定して、約1/2の縮尺平板について実験・考察を行った。 まとめ 1)鉄筋コンクリート構造物において表層コンクリートを格子状鉄筋面にて、鉄筋と共に版状に剥離することが可能である。破砕コンクリートは塊状となり微細片は少なく、粉塵の発生も少ないことは放射化又は放射汚染物の処理に有利である。又騒音はカッター使用時以外は僅かであり、衝撃、振動も殆ど皆無である。 2)鉄筋径、鉄筋間隔、コンクリートのかぷり厚さ、鉄筋の加熱温度通電時間などの関連実験及研究を進める必要がある。例えば通電設備容量を大にして、急速に鉄筋を加熱するとか、複数鉄筋を同時加熱すれば、ひびわれ発生はより効果的である。 3)電極端子がポイントとなるが、高温に対する耐久性、参加皮膜の発生への対応等、材質及び機構開発の必要がある。これらはすべて遠隔操作の要があり、放射性廃棄物の処理を含めたトータルシステムを開発中である。 |
PDFファイル名 | 005-01-0025.pdf |