種別 | 論文 |
主題 | 初期材令に荷重履歴のあるコンクリートの性質 |
副題 | |
筆頭著者 | 迫田恵三(東海大学海洋学部) |
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キーワード | |
巻 | 5 |
号 | |
先頭ページ | 113 |
末尾ページ | 116 |
年度 | 1983 |
要旨 | まえがき コンクリートの早期脱型や、スリップフォーム工法、緊急を要する工事などにおいて、コンクリートが十分な強度を有しない若材令時に外力が加わり、コンクリートにクラックなどの損傷が生じる場合がある。このような若材令時のコンクリートの場合には、外力がたとえ小さな値であってもコンクリートの損傷は大きなものとなる。反面、若材令時のコンクリートはセメントの水和が十分でないため、たとえ多少の欠陥が生じても材令が経過するにつれ、その後、修復される可能性も考えられる。 そこで本研究では若材令時で大きな荷重を受けたコンクリートの品質が、材令の経過に伴なってどのように変化するかを調べることを日的とし、荷重の大きさ、載荷時材令の影響について実験的に検討した。 まとめ 初期材令に荷重履歴のあるコンクリートについて実験的検討を行なった。その結果、(1)圧縮強度は載荷日材令、応力・強度比によって強度が左右されるが.無載荷の強度の80%以上の強度を示す。(2)縦波伝播速度は載荷日材令、応力・強度比にかかわりなく、材令28日後には無載荷と同程度である。(3)静弾性係数は無載荷なものと比較して、水中養生で同程度、空気中養生では小さくなる。4)完全に二分された試料でも圧着して養生すると、材令28日後には癒着する。縦波速度は無載荷なものと変らないが、強度はかなり小さい。 |
PDFファイル名 | 005-01-0029.pdf |