種別 | 論文 |
主題 | 衝撃荷重下のコンクリートの変形と破壊に関するエネルギー的考察 |
副題 | |
筆頭著者 | 小柳洽(岐阜大学工学部) |
連名者1 | 六郷恵哲(岐阜大学工学部) |
連名者2 | 内田裕市(岐阜大学大学院) |
連名者3 | 岩瀬裕之(岐阜大学大学院) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 5 |
号 | |
先頭ページ | 129 |
末尾ページ | 132 |
年度 | 1983 |
要旨 | まえがき 港湾構造物における船舶の衝突、道路施設や屋内駐車場等における自動車の衝突、あるいは原子力発電所建物における飛来物の衝突など、衝撃荷重に対して考慮しなければならないコンクリート構造物は少なくない。しかしながら、衝撃荷重を受けるコンクリート構造物の設計方法は今だ十分には確立されていない。これはコンクリートの衝撃破壊性状の解明が十分に行われておらず、またその評価方法も確立されていないためと考えられる。 本研究は、コンクリートの衝撃破壊性状の解明とその評価方法の確立を目的とするものであり.曲げ供試体を対象に、衝撃破壊時のエネルギーの変換過程について実験的に検討したものである。 結論 衝撃曲げ荷重下のコンクリートの変形と破壊についてエネルギー量をもとに検討し.次の結果を得た。 (1)衝撃曲げ荷重下でのコンクリートの消散エネルギーは、破壊時の供試体のひずみと加速度および衝撃体の加速度を計測することによって求めることが可能であることが示された。 (2)ちょうど1回の衝撃によって供試体が破断する場合には、吸収エネルギーはすべて消散エネルギーに変換され、破壊後には運動エネルギーもひずみエネルギーも残らないことが実験的に明らかとなった。 (8)本実験の範囲内では、モルタルならびに鋼繊維補強コンクリートのいずれの場合にも衝撃消散エネルギーは静的消散エネルギーのほぼ1.5培となった。 |
PDFファイル名 | 005-01-0033.pdf |