種別 論文
主題 流動化コンクリートの品質改善に関する研究
副題
筆頭著者 田沢栄一(広島大学工学部)
連名者1 米倉亜州夫(広島大学工学部)
連名者2 宮沢伸吾(広島大学工学部)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
5
先頭ページ 141
末尾ページ 144
年度 1983
要旨 まえがき
流動化コンクリートは、施工実績が拡大されつつあり、その性質もかなり解明されてきているが、いまだに十分な説明がなされていない点の1つにワーカビリチーが挙げられる。特に、振動締固め条件下における材料分離抵抗性やブリージング特性に関する検討が急がれているのが現状である。また、西日本では河川産骨材の枯渇に伴ない海砂の使用量が増大しているが、海砂を使用したコンクリートは一般に単位水量が大きいこと、そして除塩のための水洗により微粒分合有量が減少していることから、材料分離やブリージングの面から特にに問題視されている。そこで本研究では、海砂を使用したコンクり−トの振動締固め時の材料分離およびブリージングに関して基礎的考察を行なうことを目的とし、合わせてこれらに対する抵抗性改善策の一例を示す。
結論
本実験の範囲内で得られた結論は以下のとおりである。
(1)海砂を使用した流動化コンクリートの振動締固め時の材料分離の程度は、ベースコンクリートおよび同一スランプの普通コンクリートに比べて大きくなる。
(2)ブリージング量は、ほとんどの場合、流動化前後で変化はなく、流動化コンクリートのブリージング量は軟練りコンクリートより多少小さくなるが、極めて大きくなることがごくまれにある。
(8)材料分離およびブリージングは、微粒分の影響を大さく受け、流動化コンクリートに石粉等を利用することはその品質改善に非常に有効である。
PDFファイル名 005-01-0036.pdf


検索結果へ戻る】 【検索画面へ戻る