種別 論文
主題 ダブルミキシングした貧配合フレッシュモルタルの挙動
副題
筆頭著者 田中満(大成建設技術研究所)
連名者1 鈴木明人(大成建設技術研究所)
連名者2 坂本全布(大成建設技術研究所)
連名者3 湯田坂益利(大成建設土木工学部)
連名者4  
連名者5  
キーワード
5
先頭ページ 161
末尾ページ 164
年度 1983
要旨 はじめに
RCDコンクリート(Roller Compacted Dam Concrete)は、使用コンクリ−卜の振動締固め特性により仕上り後の強度、耐久性が変ってくる。近年開発されたコンクリートの製造方法の一つにDouble Mixing(SECの一方法、以下DMと呼ぶ)がある。この方法で製造したコンクリートは、従来の方法(Single Mixing、以下SMと呼ぶ)で製造したコンクリートよりも、圧縮強さ、静的弾性係数が優れたものになることが報告されている。その理由の一つがまだ固まらないコンクリートの振動締固め特性の相違にあり、締固め易いコンクリートで構造物を建造する方が施工上有利になると考えられる。しかし、まだ固まらないコンクリートの振動締固め特性についての研究例が少ないのが現状であり、DMとSMの比較が行なわれていなかった。
その為、研究の第一段階としてRCDコンクリート中のモルタル分の動的、静的挙動を実験的に調べることとし、DM、SMで練った貧配合のまだ固まらないモルタルについて振動3軸試験、静的三軸圧縮試験を行なった。
結論
本実験ではR.C.D.コンクリー卜中のモルタル分について示したが一般に混合材料の場合でも細粒材の挙動が全体材料の締固め度合をあらわすとされており.同一配合の場合には.粗骨材を含むコンクリートでも同様の挙動を示すと考えられ,RCDコンクリートの締固め性に関与する大きい因子の一つがモルタル分の組成と水分の分布状況であり.DMの方がSMよりも振動締固め性が良いことが明らかとなった。また、今回の実験から、コンクリート(特にモルタル)の流動性及び締固め性を調査する場合、本文で述べたような振動三軸試験が有効であることが明らかになった。
PDFファイル名 005-01-0041.pdf


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