種別 | 論文 |
主題 | 立方体コンクリートの高温多軸圧縮クリープの研究(30℃〜200℃) |
副題 | |
筆頭著者 | 大岸佐吉(名古屋工業大学) |
連名者1 | 小野博宣(中部工業大学) |
連名者2 | 棚橋勇(名古屋工業大学) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 5 |
号 | |
先頭ページ | 173 |
末尾ページ | 176 |
年度 | 1983 |
要旨 | まえがき コンクリート構造物が一方向のみから外力を受けることは稀であり、一般には複数方向から外力を受ける。コンクリートの強度と変形の研究は過去において単軸載荷の場合に集中しており、また数少ない高温多軸クリープの諸研究も80℃以下に関するものが多い.200℃以上を対象とした筆者の僅かな研究があるのみで、高温クリープ特性は未だ不分明である。本研究は30〜200℃間の立方体コンクリートに一軸、等ニ軸、等三軸の圧縮力を作用したクリープ実験からコンクリートの高温粘弾性を調らべ「温度・時間換算則」を検討した。 結論 1)コンクリートの弾性係数と粘性係数は高温ほど小であり、三軸載荷の万が一軸載荷より大である。図6) 2)弾性と粘性値は自由水の存否で大きく異なり、EM以外は乾燥の方が湿潤より大で100℃で不連続を示す。 3)クリープの活性化エネルギーは一軸、三軸載荷とも3〜5(Kcal/mol)で水分子がクリープに関与する。 4)一軸、三軸圧縮クリープひずみに関するマスター曲線が存在し、熱レオロジー的に単純な物質である。 5)コンクリートの「温度・時間換算則」は載荷軸数にかかわりなく適用でき、クリープの予知に有効である。 |
PDFファイル名 | 005-01-0044.pdf |