種別 | 論文 |
主題 | 浮上がり基礎回転壁・純骨組並列架構の連成振動特性 |
副題 | |
筆頭著者 | 馬場研治(三重大学工学部) |
連名者1 | 中島秀美(名古屋大学工学部) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 5 |
号 | |
先頭ページ | 209 |
末尾ページ | 212 |
年度 | 1983 |
要旨 | まえがき 強大地震を受ける中低層鉄筋コンクリート造(RC造)建物の現実的な構造造設計法の確立を図るため、各構面毎に異種の復元力持牲を持つ複合構造系を対象とし、比較的新しい研究分野である浮上がり基礎回転壁と純骨組み並列架橋の連成振動特性について検討を試みる。前報に引続き、本研究では解析例を立体的に拡張し、基礎回転壁が建物全体の崩壊形や履歴特性に及ぼす影響を詳細に検討し、次いで地震応答時の振動周期特性の変化および複合構造系の各種耐力と最大応答変位の関係について考案を行う。 結論 1)浮上がり回転壁を含む建物の耐力や履歴減衰性能は、各構面単位の崩壊形を変位分布が高さ方向に逆三角形分布となる様に決めて得られる耐力や履歴減衰性能を累加的に加算することによって推定される。 2)地震応答時の周期成分は、浮上がり前の弾性短周期成分と浮上がり後骨組が降伏する過程の長周期成分に2つのピークを持つ。両者の卓越関係は、外力と浮上がり開始時の耐力との大小関係によって決まる. 3)浮上がり回転壁を含む建物では、最大耐力が同じであっても浮上がり開始時の耐力が大である程最大応答変位が小さい。従って、建物の耐震性能を上げるためには、壁が曲げやせん斬で破壊しない範囲で浮上がり耐力を出来るだけ大きくする方法が考えられる。 |
PDFファイル名 | 005-01-0053.pdf |