種別 | 論文 |
主題 | 鉄筋コンクリートラーメン構造物の耐震性に関する実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 石橋忠良(国鉄構造物設計事務所) |
連名者1 | 吉野伸一(国鉄構造物設計事務所) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 5 |
号 | |
先頭ページ | 221 |
末尾ページ | 224 |
年度 | 1983 |
要旨 | まえがき 鉄道土木構造物において最も代表的なものはラーメン高架橋である。ラーメン高架橋は、高さがある程度以上高くなると(10〜12m以上)柱の上・下端の曲げモーメントを低減するためと、ラーメン骨組としての剛性を大きくして地震力等水平力による水平変位量を小さくする目的で中層ばりを設けている。1978年6月の宮城県沖地震によりラーメン高架橋の柱の上・下端および中層ばりにひびわれ発生等の被害を生じたように、柱・中層ばりは構造上地震の影響が大きい。従って、ラーメン/高架橋を耐震性に優れた構造物とするため、また、大地震による実被害を少なくするためには柱と中層ばりの剛性・強度をどのように定めるとよいのか調べるとともに、各部材の耐震性能が骨租としての耐震性能にどう影響するかを調べる目的で、東北新幹線に用いている標準的なラーメン高架橋をモデルにした縮尺1/4の供試体により、中層ばりの剛比・耐力を変化させて水平力交番載荷試験を行った。また、交番載荷試験を終了した供試体のひびわれにエポキシ樹脂注入および鋼板巻き立ての補修・補強を行い先に行った交番載荷試験と同一の変位を与える変位制御で交番載荷試験を行い補修・補強の効果を確認した。 実験結果および考察 実際の構造物の地震被害のひびわれ補修としては一般にエポキシ樹脂注入が行われているが、その補修効果は十分であることが確認された。鋼板巻き立ては実際の構造物の場合施工上難しい場合もあるが、これを行うことにより初期剛性は回復し耐力も増加するので補強方法の一つとして有効であると考えられる。 |
PDFファイル名 | 005-01-0056.pdf |