種別 | 論文 |
主題 | 連層鉄筋コンクリート造骨組の耐震補強方法に関する実験研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 津村浩三(東京都立大学工学部) |
連名者1 | 東洋一(東京都立大学工学部) |
連名者2 | 遠藤利根穂(東京都立大学工学部) |
連名者3 | 清水泰(東京都立大学工学部) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 5 |
号 | |
先頭ページ | 245 |
末尾ページ | 248 |
年度 | 1983 |
要旨 | 序 耐震性能上問題を有する既存の建築構造物を補強する場合、補強後の保有耐力、変形性能等の補強効果を正確に判定することが必要である。鉄筋コンクリート造建築構造物の場合、補強方法としては、後打壁板による補強柱補強、後打ちそで壁補強及びプレースなどの鋼材やプレキャスト板を用いた補強等が考えられ、既に相当数の実験が行なわれてぎた。しかしながら、連層骨組を補強した場合の実験はほとんどなく、補強した骨組全体の耐震性能を評価する、あるいは適切にモデル化するための資料が不足している。 このため、当研究室では連層骨組を含む一連の既存中低層鉄筋コンクリート骨組の補強に関する実験を行なってきた。本研究ではこれらの実験の内の一シリーズとして、壁厚を変えて補強した連層増設壁補強骨組2体と、幅の広いそで壁(1/3スパン)の付加により梁がせん断破壊型となる補強骨組について実験を行なった。本論文では.その実験結果を報告し、以前の実験結果とも合わせて検討する。 結び 三層単スパンの骨組をそで壁あるいは厚さの異なる後打壁板により補強した実験結果を検討し、彫込みアンカーボルトによる定着は無視できないことが認められた。今回のように幅の広いそで壁で後打補強し、アンカーボルトで定着をとった場合、引張側そで壁のボルトの耐力を考慮し、そで壁付柱の軸力が負のときは柱主筋全部を引張鉄筋とみなして*5のように略算することによって、実験値に近い値が保有耐力として得られた。 |
PDFファイル名 | 005-01-0062.pdf |