種別 | 論文 |
主題 | 載荷材令の異なる一方向スラブの長期たわみ実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 山本俊彦(東急建設技術研究所) |
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キーワード | |
巻 | 5 |
号 | |
先頭ページ | 269 |
末尾ページ | 272 |
年度 | 1983 |
要旨 | はじめに 鉄筋コンクリート造スラブは、通常の施工法によれば、いわゆる「施工荷重」を受ける。スラブの負担荷重は自重のほぼ2倍に違する。比較的設計荷重の小さい住居用建物等では、設計荷重を越える場合も少なくない。そしてこの荷重は、コンクリートが4週強度に達する前に、スラブに作用する。ところが、この様な若材令時にかかる施工荷重の影響については、現在までのところ、十分解明されているとは言えない。 このため、ここでは、両端拘束一方向帯スラブ試験体を用いて、施工荷重が及ぼすスラブの長期性状への影響を明らかにしようとするものである。実験は、載荷時材令の違い、施工荷重の有無、スパンの大小等によるスラブの長期たわみへの影響を調べることを目的とした。 まとめ (1)若材令時に施工荷重を更けたスラブは、材令28日から荷重を受けたものに比して、長期たわみは大きくなるが、その後の持続荷重載荷後のたわみの増加は、載荷時材令に関係なくほとんど同じになる。 (2)スラブの長期たわみは、載荷時材令を考慮したクリープ係数(CEB)によって、おおよそあらわすことができる。この場合.スラブの長期的な刑牲低下を杷返する必要がある. (3)丸鋼スラブの場合、上記(1)、(2)は当てはまらず長期たわみは異形鉄筋スラブより増大する。これは、端部のひずみの増大による影響も大きいと考えられ、鉄筋の付着性能を含めた検討が必要と考えられる。 |
PDFファイル名 | 005-01-0068.pdf |