種別 | 論文 |
主題 | 横補強による高強度コンクリートのじん性改善に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 六車熙(京都大学工学部) |
連名者1 | 渡辺史夫(京都大学工学部) |
連名者2 | 岩清水隆(竹中工務店技術研究所) |
連名者3 | 光枝良(京都大学大学院) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 5 |
号 | |
先頭ページ | 317 |
末尾ページ | 320 |
年度 | 1983 |
要旨 | まえがき コンクリートの圧縮じん性を改善するための1つの有効な方法として、横補強筋によるコンクリートの横拘束がある。既往の研究により、角スパイラルフープを横拘束筋として用いることにより、RC梁、PC梁、又軸力を受ける柱などのコンクリート部材の曲げじん性が大幅に改善され、特に高強度スパイラルフープを用いた場合には、じん性改善効果は著しいものになることが明らかとなっている。本研究では、普通強度コンクリートに比べ、最大耐力以後の強度低下が著しく、破壊性状がBrittleになるといわれている高強度コンクリートを高強度スパイラルフープにより棟補強することによって圧縮じん性がどれだけ改善されるかを知ることを目的として、高強度スパイラルフープにより横補強した角柱の中心軸圧縮試験を行なった。さらに著者等によって提案されている拘束コンクリートのモデル化応力-ひずみ曲線を、より広範囲のコンクリートに適合するように本案験データーを加えて再整理した。 結論 コンクリート圧縮縮強度が600kgf/cm2を越す高強度コンクリートの圧縮じん性を改善するためには、本研究で使用したピッチ5mm、体積比2.13%の高強度フープ筋では不十分である。しかしフープ筋の体積比を4.26%とすると圧縮強度900kgf/cm2の超高強度コンクリートでも十分にじん性が改善される。また実験結果と解析結果が比較的よく一致したことにより、係数kmに基づいたプレーンコンクリートの応力-ひずみ曲線モデルと、拘束係数Ccに基づいた拘束コンクリートの応力-ひずみ曲線モデルの妥当性が示された。 |
PDFファイル名 | 005-01-0080.pdf |